2015年1月10日土曜日

午後2で使えるモジュール⇒H26・午後1_問2。

◆はじめに・・・
さて、今回から、午後1試験のストーリーから、午後2試験で使えるようなモジュールの抜粋をやってみようかと。
とはいえ、午後2ってどんなもの?っていう人がもしいたら・・・っていう野暮な話はココではしません(苦笑)
生意気言うようですが、午後2の試験の経験者であればあるほど楽しめるかもしれないので、
大変申し訳ありませんが、午後2の必勝法を求めているのでしたら、ちょっとご期待には添えないかもです。
まぁそういう必勝法などはもっとすっごいのがあると思いますので、さ~せん(苦笑)
でもです!午後1の過去問を午後2の問題風にしたらどうなるかを考えながらモジュール化できないか?と
いう試みが面白いと思った方が気に入ってくれるとうれしいかもです(笑)。

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◆モジュール抜粋に際して
通常午後2のはじめてください!的な声とともに受験番号や氏名の後に必ず行わなければいけないのに、これも試験時間内に含まれるというもの、午後2の問題の最初の要と僕が勝手に思ってる、テンプレート、アンケート用紙である”質問書*”の記述がまずありますが、午後1の試験問題にこれを当てはめるのもやっときます。
また、”特に記載なし”は、ご存知かとは思いますが、決して分からないと回答してはいけなく、一応、その選択肢もありますが、これは罠ですのでご注意を(笑)
という事で、適切な値の任意を選択するが、本問には特に重要でない項目という事になります。

*(質問書って何なの?という方は、一応、こちらも参照ください)
また上記リンクに書かれてる質問書=テンプレートについては、ITSMであって、PMではないのですが、
問われている事はまぁ大して変わりませんでしたので、ご参考まで。)

問2:プロジェクトの進捗管理について

■質問書より

・プロジェクト名称
基幹システムの追加開発プロジェクト

・システムが対象とする企業・機関
1.建設業 2.製造業 3.電気・ガス・熱供給・水道業 4.運輸・通信業 5.卸売・小売業・飲食店 6.金融・保険・不動産業 7.サービス業 8.情報サービス業 9.調査業・広告業 10.医療・福祉業 11.農業・林業・漁業・鉱業 12.教育(学校・研究機関) 13.官公庁・公益団体 14.特定業種なし 15.その他(   )
7.サービス業

・企業・機関などの規模
1.100人以上 2.101-300人 3.301-1000人 4.1001-5000人 5.5001人以上 6.特定なし 7.分からない
⇒本問では特に記載なし(7以外の任意)

・対象業務の領域
1.経営・企画 2.会計・経理 3.営業・販売 4.生産 5.物流 6.人事 7.管理一般 8.研究・開発 9.技術・制御 10.その他(  )
⇒本問では特に記載なし(基幹システムとだけしか明記されていないので任意)

・システムの形態と規模
1.クライアントサーバシステム(ア。サーバ?台、クライアント?台) イ.分からない 2.Webシステム(ア。サーバ?台、クライアント?台) イ.分からない 3.メインフレームまたはオフコン(?台)及び端末 4.組み込みシステム(  ) 5.その他(   )
⇒本問では特に記載なし(イ以外任意)

・ネットワークの範囲
1.他企業・他機関との間 2.同一企業・同一機関などの複数事業所間 3.単一事業所内 4.単一部署内 5.なし 6.その他(   )
⇒特に記載なし(5以外任意)

・システムの利用者数
1.1-10人 2.11-30人 3.31-100人 4.101-300人 5.301-1000人 6.1001-3000人 7.3001人以上 8.分からない
⇒特に記載なし(8以外任意)

・総工数
1.約?人月 2.分からない
⇒特に記載なし(2以外の任意)

・費用総額
1.約?百万円(ハードウェア費用を ア.含む イ。含まない 2.分からない
⇒特に記載なし(2以外の任意で。)

・期間
1.?年?月~?年?月 2.分からない
⇒特に記載なし(2以外の任意)

・貴方が所属する企業・機関など
1.ソフトウェア業・情報処理・提供サービス業など 2.コンピュータ製造・販売業など 3.一般企業などのシステム部門 4.一般企業などのその他の部門 5.その他(  )
3.一般企業などのシステム部門

・あなたの担当したフェーズ
1.システム企画・計画 2.システム設計 3.プログラム開発 4.システムテスト 5.移行・運用 6.その他(  )
2.システム設計

・あなたの役割
1.プロジェクトの全体責任者 2.プロジェクト管理スタッフ 3.チームリーダ 4.チームサブリーダ 5.その他(   )
プロジェクトの全体責任者*
*問題文ではただのアドバイザであるが個々の箇所はそれではNGのため

・貴方の管理対象人数
約?人~?人
⇒6人(開発メンバはあ~おの5人だったので、F課長加えて)

・貴方の担当期間
?年?月~?年?月
⇒特に記載なしですが、外部設計だけなら、進捗管理表より、
4/1~4/12の期間のようであるが、あまりに短いのでやはりここは任意(苦笑)


■設問ア用の携わったシステム開発プロジェクトの特徴』モジュール

①題材:
顧客E社の基幹システムの追加開発プロジェクトの進捗管理

②体制:
P社 1名(Q課長)
E社 6名(F課長 G主任、あ、い、う、え、お氏)

③期間:
⇒特に記載なし(任意)

④規模:
⇒特に記載なし(任意)

⑤背景・目標:
・E社のシステム担当部門のマネジメント能力を把握し、最終的にはP社標準のプロジェクトマネジメントの体形に合わせる
・E社の各課長のマネジメントについて、問題点を具体的に指摘し、気づきを与える
・気づきによって明確に規定されたプロセスに基づく開発を行う事の必要性を納得してもらう


⑥特徴:
子会社化のために方針統一
・アクティビティの進捗率の計算方法
・子アクティビティを持たないアクティビティ
・クリティカルパス上のアクティビティの7割を担当 ⇒スケジュールリスク
・レビューのアクティビティの7割を担当 ⇒品質リスク
・大きな手戻りによるクラッシングのための要員調達

■設問における題意ポイント
午後1の題意を、IPAの採点講評や、解答例の出題趣旨を見て考えてみます。
個人的な見解という事ですが、どうも今回は頻繁に出てくるアクティビティという用語を意識して欲しいようです(笑)

■設問の携わったシステム開発プロジェクトの問題解決』モジュール

本問で必要な事は、PMとしてどうあるべきか?を論じることになると思われます。
したがって、以下のようなシナリオが考えられます。
①キーワード
子会社化
⇒子会社になると予定されている会社先の方針体系を、親会社に合わせるために奮闘
ポイントは子会社の社員達は自分の会社方針に自信を持ってしまい、
そのため親会社の方針にいきなり合わそうとするのは困難という点。

プロジェクトマネジメント体系
⇒親会社のプロジェクトマネジメント体系に合わせるために子会社革の現状ヒアリングを実施し、
親会社が優っていたら当然その過ちに気づかせるが、親会社よりも子会社が優っていたら、
素直に取り入れ、子会社方針を取り込み、子会社的には現状維持とする事で、子会社側からの
反感や批判を買わないように配慮するという流れ。
特に本問の文中では今手がけているプロジェクトの進捗管理方法に焦点を当てている。
当然、その進捗管理方法には、”穴”があり、そこを突き、子会社側の課長に信頼をされる。


②PMとして実施すべき点

・進捗管理
⇒現状の進捗管理表を見ながら、実情をヒアリングする事で、そこに潜んでいるリスクを分析し、
適切なリスク対策を実施する必要があります。

③汎用的に使える具体例・フレーズ

・子会社化となる事で、親会社方針に合わしてもらうようにするために現状ヒアリング

・進捗管理の仕方が誤っているのを正すパターン(今回は計画工数でなく誤って所要日数を使用)

・負荷が多く作業遅延を起こした担当作業の負荷分散の考慮

・Q&A表に散在している詳細仕様を設計書に反映する作業を怠り、次工程で発覚し手戻り発生。

以上となります。

最後に・・・今回のキーワード(用語)♪

・子会社化
・進捗管理
・アクティビティ
・クリティカルパス
・クラッシング
・コミュニケーションパス


さて、次回はどんな使えるモジュールがあるのでしょうか?
などと勝手に盛り上がってしまってますが、ご容赦を(苦笑)
では乞うご期待(って誰が?(笑))

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